◎ライトセンターについて
昭和49年8月、県内の視覚障害者に対して、点字・録音図書などの情報提供
各種相談・指導、視覚障害者へのボランティア活動を志す方々の育成・指導などを
目的に、神奈川県が設置し日本赤十字社神奈川県支部が運営してきました。
視覚障害者の様々なニーズに応え、社会参加への一層の促進と、相互交流の場の
提供のため再整備を図り、これまでの機能を拡充・充実させるとともに、新たに
スポーツ振興機能を加え平成5年10月1日にオープンしました。
◎センター見学ツアー
平成5年10月竣工 敷地面積 9,078.68平方メートル 建物面積 6,540.97平方メートル 本館棟 地上3階 体育館棟 地上2階地下1階 案内図:各階に点字・墨字表示された触れることのできるものを設置 手すり:1階と階段は大人用と子供用の2本設置 点字ブロック:各部屋入口に設置 トイレ・更衣室の音声案内(男女の別) |
本館棟1階 | ||
正面入口です | ||
入口を入ったところです。 右側は事務室と用具コーナー。 突き当たりの紫の扉は体育館となっています。 左側には公衆電話。ともしびショップがあります。 |
||
公衆電話は1階入口入って左側、スポーツ受付横 2階ロビー、3階オーディオラウンジに設置されています。 |
||
用具コーナーです。 視覚障害者に便利な用具、生活用具などを展示。 点字版、白状、点字用紙、カセットテープなど 斡旋を行っています。 (機械類などは展示のみとなります。) 取扱時間9:30〜16:30 月末最終平日は棚卸のためお休み |
||
アートギャラリーです。 触る彫刻、触る壁画。 オブジェは鳥、象、馬をイメージしています。 題名「地表より−森の生物」 壁画は「手と手」 |
||
ボランティア室です。 神奈川県視覚障害援助赤十字奉仕団の事務局があります。 日々大勢のボランティアの方々が活動されています。 点訳・録音・レクリエーション・誘導・拡大写本・在宅者援助の6部会があり 約800名の団員がいる。 事務局は火曜日〜土曜日が10:00〜16:00 日曜日は10:00〜12:00 |
||
幼児指導室です。 視覚に障害のある子ども対して、遊びをとおして生活サポートを行っている。 また、保護者に対しては養育の相談を行っている。 毎週水曜日・金曜日に幼児指導があります。 各種遊具類などがあります。 |
||
体育館棟1階 | ||
ジョギングコースです。 1周110メートル。 モノレール式で上部からのガイドロープをつかまりながら ジョギングを楽しむことができるようになっています。 青い壁も怪我をしないようにクッション材で保護されています。 ■ジョギングの動画 |
||
体育館です。 主に球技、フォークダンス、社交ダンスなどのクラブ活動、 フロアーバレーボールで使用します。 天井は音の反響を考えた作りとなっています。 |
||
体育館棟地下 | ||
温水プールです。 25メートル4コース。水温は29度〜30度の設定です。 水深は1.2から1.4メートル コースロープの白・赤の境(5メートルライン)の底から 泡を出せるようになっています。 その泡でコースロープの色の違いを感じとることができるようになります。 また、水面とタイルの床面が平らになっている。 左側の壁は音の反響を抑えるものとなっています。 |
||
卓球室です。 サウンドテーブルテニスというピンポン球の中に、金属の粒が4個入り 音が出るようになっています。 ネットの下を打ち合うスポーツです。 |
||
トレーニングルームです。 画像のようなトレーニングマシンのほか、ランニングマシーンが2台設置されています。 |
||
本館棟3階 | ||
図書事務室入口です。 点字・録音の図書・雑誌などの貸出しを行っています。 入口の扉は自動ドアです。 |
||
図書事務室です。 図書館利用者の登録受付、点字・録音図書などの貸出しを行っています。 貸出しの多くは電話・メールで受付、郵便で送ります。 |
||
書庫です。 1階、2階という作りになっています。 緑のケースはカセットテープ、白いケースはCD図書となっています。 |
||
オーディオラウンジです。 ケーブルテレビ、有線放送、CDなど椅子ごとに好きなチャンネルを 聞くことができます。 また、ボディーソニックとなっており、音に合わせて椅子が振動するように なっています。 |
||
閲覧資料室です。 窓側には墨字の辞典類があります。点字・録音図書を製作する場合に 全てひらがら読みにしなければなりません。 |
||
点字雑誌類です。 視覚障害者の方が閲覧資料室で読んでいただくこともできます。 |
||
触図・拡大図書・点字絵本などがあります。 | ||
点字絵本です。 墨字の上に透明なシートに点字を打ったものを貼り付けています。 |
||
英和辞典です。 手前の黒い墨字英和辞典が、点字になると 赤い背表紙100冊となります。 |
||
プリント室です。 テープ雑誌をダビング、発送・返却するための部屋です。 画像は高速ダビング機で同時に30本高速にダビングします。 |
||
消磁機です。 テープ雑誌は、読み終わったものは返却していただきます。 一度に8本、瞬間的に内容を消去する機械です。 |
||
テープ雑誌のダビングスケジュールです。 ほぼ毎日、ダビング予定が入っています。年間約120,000本がダビングされています。 ダビング、返却作業はボランティアの方々にご協力いただいております。 |
||
録音スタジオ(大)です。 主に録音雑誌製作に使用します。 画像はミキサールームから撮影しています。 |
||
録音スタジオ(大)です。 画像は録音室からミキサー室を撮影しています。 |
||
録音スタジオ(小)です。 スタジオ(大)と同じく、主に録音雑誌の製作に使用します。 |
||
録音室です。 センターには10部屋の録音室があります。 1から5番の部屋には同時モニター機能があります。 |
||
録音室内部の様子です。 録音は直接、MOディスクに行います。 |
||
MO録音機です。 | ||
本館棟2階 | ||
デイジー編集室です。 録音室で録音されたMOディスクをパソコンに読み込み CD図書を製作していきます。 |
||
電動製版機です。 パソコンを使用し亜鉛版に点字を打っていきます。 |
||
足踏式製版機です。 手足を使用して亜鉛版に点字を 打っていきます。 亜鉛版1枚に漢字かな混じりで約300文字です。 |
||
点字印刷室にある点字印刷機です。 上下のローラーで製版された亜鉛版をプレスし点字を印刷します。 亜鉛版の使用はおおよそ500〜800回 |
||
点字プリンターです。 点字図書の多くはパソコン点訳によって製作されます。 画像の左側の白い箱は直接点字を印刷できる点字プリンターと いわれるものです。 特にこのプリンはーは高速で点字用紙1枚片面5秒で出力されます。 |
||
点字プリンター3台です。 | ||
点字製作室です。 点字製作についての窓口となります。 |
||
製本作業室です。 印刷された点字を製本していきます。 この作業もボランティアの方々にお願いをしています。 作業日は毎週水曜日・金曜日です。 |
||
点字校正室です。 原本と照合しながら対面で校正を行います。 |
||
県域ボランティア室です。 県内視覚障害援助関係ボランティアの交流の部屋。 |
||
障害者交流室です。 視覚障害者の交流の部屋。 |
||
日常生活指導室です。 一般家庭の台所と同様の設備となっており、視覚障害者の方へ 基本的な家事動作のサポートを行います。 |
||
日常生活指導室です。 畳の部屋となっており、茶道、華道などのクラブ活動などでも 使用しています。 |
||
訓練室です。 視覚障害者からの相談・要望により各種指導訓練を行う。 部屋には拡大読書器やルーペ類などがあり、その使用方法など 個人にあった機器類の使用方法、紹介を行っています。 (販売・見積書の発行は行っておりません) |
||
ルーペ類です。 | ||
拡大読書器です。 | ||
2階講習室側ロビーです。 | ||
第1講習室です。 1、2、3とパーティションで区切って使用することも可能です。 ボランティア養成講座、福祉一日教室などで使用します。 |
||
2階は第1講習室、第2講習室、会議室1、会議室2があります。 |
◎組織について
所長
┣総務課
┃┣企画総務係
┃┗経理係
┣支援課
┃┣ボランティア係
┃┣相談指導係
┃┗スポーツ係
┗情報提供課
┣情報提供係
┗資料製作係